俺はいつも思うんだ。
なんでこんなに掃除するんだろうな。
なんでサウナで何度も整うんだろう。
なんでいい服を着て、スケジュール帳を駆使して、生活を一枚一枚彩るんだろう。
答えはシンプルだ。
乱れるからだよ。
世の中のあらゆるものは放っておけば腐る。
埃が積もる。
感情が濁る。
部屋も身体も心も全部、無秩序に崩壊していく。
それは物理法則だ。
エントロピーは必ず増大する。
整えようとする力を緩めた瞬間、
すべてが崩れ始める。
だからこそ、毎日掃除をする。
だからこそ、サウナで余計な思考を溶かす。
だからこそ、服に金をかける。
だからこそ、スケジュール帳にタスクを詰めて、
暮らしをデザインする。
多くの人間はこの流れに抗えずに終わる。
歳を重ねるごとに部屋は荒れ、身体は鈍り、心は曇る。
それを「普通だ」と言って受け入れる。
でも、俺は違う。
人間のインスピレーションだけが、
この醜い発散を一瞬でも抑えられる。
何もせずに生きるのは簡単だ。
でもそれを許した瞬間、自分のレベルは底なしに落ちる。
この世界に生まれた以上、
乱れるのは当たり前だ。
乱れないヤツなんか一人もいない。
じゃあ何が違いを作る?
整え続ける意思だよ。
整理整頓も、身体の管理も、時間の制御も、
全部同じ根っこから生まれる。
「俺は乱れを放置しない」という覚悟だ。
どんなに稼いでも、どんなにモテても、
どんなに筋肉をつけても、
この覚悟を手放した瞬間、
人生はすぐに濁る。
俺はそれを何度も見てきた。
何もせず腐っていく男たちを。
金も時間も腐った思考に溶かして、
最終的には「こんなはずじゃなかった」と泣き言を吐く。
俺はそうなりたくない。
だから掃除をする。
だから整える。
だから生活を磨く。
だからこそ、乱れることに意味があるんだ。
乱れるたびに整える。
汚れるたびに磨く。
それを繰り返すうちに、
人間は本当の意味で美しくなる。
俺が目指すのはそういう生き方だ。
物理法則に抗って、
乱れに抗って、
一秒でも長く、美しい秩序を保ち続ける。
それが俺の誇りだし、
それこそが俺の美学だ。
お前も思い出せ。
放っておけば腐るのが当たり前だ。
だからこそ整える意味がある。
それを忘れずに進め。
      
      
      
      
  
  
  
  

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