第1章:出来事は一瞬。苦しみは“思考の再生”でできている
交通トラブル。
失恋。
人間関係の裏切り。
職場での屈辱。
こういう「不幸な出来事」って、実際には“5分〜10分”のイベントだ。
瞬間的に起きて、終わった。
現実には、もう存在していない。
でも──
お前の頭の中では、何百回も“再生”されてる。
そのせいで、数時間、数日、ひどい場合は年単位で人生が曇る。
つまり、“不幸の延長請負人”は──お前自身なんだ。
第2章:お前は「映像編集者」になってしまっている
ここで気づけ。
人間の脳ってのは、「編集マシーン」なんだ。
記憶という名の素材を、
何度も編集して、
音楽をつけて、
演出を加えて、
感情まで乗せて再生してしまう。
でもよく考えてみろ。
その“元ネタ”は、たった5分の出来事だ。
しかも、今はもう終わってる。
なのにお前は、その映像を頭の中で無限ループしている編集者になってる。
──だから不幸が終わらない。
終わるわけがない。
お前が毎日リバイバル上映してるんだから。
第3章:不幸に支配される人間は、自己投資の“時間”を失う
この「不幸の反芻」で、どれだけの時間を失ってるか考えたことあるか?
あの時ああ言えばよかった
なんであんなことされたんだろう
許せない、悔しい、ムカつく…
そんな思考に飲まれてる間に、
筋トレも、学習も、仕事の成長も止まる。
投資どころか、“人生の利回り”がマイナスになる。
つまりこれは、不幸という名の“メンタル課税”だ。
不幸そのものより、
「思い返す時間」の方が、
お前の人生に多くの税金をかけている。
第4章:感情を殺せとは言わない。でも、“反復”はやめろ
ここで誤解するな。
俺は「感情を持つな」とは言ってない。
嫌な出来事があったら、怒っていい。泣いてもいい。悔しがれ。
だが、それは“1回で済ませろ”って話だ。
何回も何回も、
“怒り”を焼き直しても人生は変わらない。
“悔しさ”をリプレイしても前には進まない。
“悲しみ”を掘り起こしても過去は書き換わらない。
何度も自分を刺すのはもうやめろ。
その不幸の“続編”を作ってるのはお前自身だ。
締め:不幸は一瞬、幸福は選択。未来は自分で再編集しろ
最後にこれを言う。
お前が不幸になったのは、お前のせいじゃない。
でも、ずっと不幸でいるのは、お前の責任だ。
記憶を、感情を、頭の中でリピート再生するな。
5分で終わった不幸に、5年の影響力を与えるな。
その脳の時間を、未来に使え。
筋トレしてろ。
本を読め。
投資信託を積め。
黙って積め。仕込め。寝かせろ。
その時間の使い方が、
不幸のループから抜け出して、
複利のルートに入る唯一の道だ。
      
      
      
      
  
  
  
  

コメント