「俺、1000万円貯金あるんで大丈夫っす」
──って、ドヤ顔で言ってるヤツがいる。
だが、そのカネ、5年後に“1000万円分の価値”あると思ってんのか?
お前の“貯金信仰”をぶっ壊す最大の敵。
それが、インフレ=物価の上昇ってヤツだ。
たとえば、今年100円だったペットボトルの水が、
来年120円になったとする。
これ、見た目は「20円の値上げ」に見えるが、
本質は“100円の価値が減った”ということ。
つまり、お前の財布にある現金の購買力が下がったんだよ。
これがインフレ。
静かに、着実に、お前のカネの価値を削っていく“泥棒”だ。
じゃあ、最近の日本はどうか?
・2023年の物価上昇率は約3〜4%
・電気代、ガス代、食料品は軒並み値上げ
・でも給料はほとんど上がってない
──これ、どう見ても「実質貧乏」になってんだよ。
仮に、お前が100万円を銀行に寝かせてたとして、
1年で物価が3%上がったら、
その100万円の“実質価値”は97万円に目減りしてるってことだ。
で、ここが怖い。
インフレは、「数字上では減らない」。
100万円は100万円のまま口座にある。
でも、そのカネで買えるモノが減っていく。
だから、“気づかないままジワジワ損してる”のが特徴。
しかも、テレビも新聞も、あまり大きくは騒がない。
「ちょっとずつ値上げ」って表現でごまかしてくる。
でもな、ちょっとずつでも、10年、20年積み重なったら、
お前の貯金は“半分の価値”になってる可能性だってある。
さらに言うと、日本はこれから本格的な“物価上昇フェーズ”に突入する。
・エネルギー高騰
・人件費の上昇
・世界的な需要増
・円安による輸入コストの上昇
──逃げ場はねぇ。
しかも、インフレが進んでも、お前の銀行預金は0.001%しか増えねぇ。
これが意味するのはただ一つ。
「貯金してるだけでは、カネが減ってるのと同じ」ってことだ。
じゃあ、どうすればいいか?
答えはシンプル。
“資産をインフレ耐性のあるモノに置き換える”ってこと。
・株式(企業の価値が上がれば、価格も上がる)
・不動産(インフレで物件価格や家賃も上昇しやすい)
・インフレ連動債(物価に連動して利回りが変動)
・実物資産(ゴールド、土地、アンティーク)
カネを現金のまま放置せず、
「価値が減らないモノ」「むしろ増えるモノ」に変えるのが唯一の防衛策。
結論
貯金は安全じゃない。
インフレという“サイレントキラー”が、
静かにお前の資産を食い尽くしていく。
現金のまま握ってる限り、
お前は“知らないうちに貧乏になる側”なんだよ。
コメント