20歳。
大学生だった俺は、夏休みに派遣バイトに登録した。
現場は某メーカーの倉庫。
やることは単純──ベルトコンベアで流れてくるシャンプーとコンディショナーを、バッグに詰めて箱に入れるだけ。
作業はマジで“脳死”。
正直、誰でもできる。
逆に言えば、何のスキルにもならない。
最初は「まぁ時給のために我慢だな」と思ってた。
でも──俺が本当に衝撃を受けたのは、その現場にいた“仲間たち”の顔ぶれだった。
隣で黙々と作業してたのは、
俺と同じ大学生じゃなかった。
明らかに40代、もしかすると50代かもしれない男たち。
疲れ切った目。無言の背中。
作業の説明すらない、慣れきった手つき。
──なんで?
なんで“この年齢で”この作業してるの?
俺は心の中でずっと問い続けてた。
俺が衝撃だったのは、肉体的きつさでも、時給の安さでもない。
「この人たち、今まで何やってたんだ?」っていう事実。
何を積んできたら、
この年齢でこんな場所にいることになるんだ?
逆に言えば、何も積まなかったら、ここに流れ着くんだなって思った。
シャンプーを詰める手が止まりそうになった。
俺の未来にも、このレーンが待ってるのかと思ったら、
急に背筋がゾッとした。
しかも、昼休みに聞こえてきた会話で確信した。
「明日、工場変わるらしいよ」
「また深夜か〜」
「でも仕事あるだけマシだよな」
──それ、仕事じゃなくて**“労働依存”だよ。**
やめたら、もう何も残らないんだろ?
このとき俺は決めた。
絶対に“この側”には行かない。
積めるもんは全部積む。
スキル、知識、実績、信用、資産、全部だ。
俺はもう、レーンの反対側の人生に行く。
俺は今、積立投資を月25万、
本業では最年少で管理職、
副業も育てて、筋トレして、サウナで整えて、
休日は海外でチルアウトしてる。
あの頃の“未来のゾンビ”みたいな40代とは、
全く別の生き物になってる。
あの日、俺が目にしたのは“現実”だった。
そして“警告”でもあった。
若さはアドバンテージじゃない。
設計してない人生が、どれだけ悲惨な終点を迎えるか──そのサンプルを目撃したんだ。
今これを見てるお前。
お前は今、積んでるか?
それとも流されてるか?
20歳でその現場を見てなかったら、
もしかしたら俺も、40代で“詰めてる側”だったかもしれない。
マジで早く気づけ。
流されてるヤツに、未来はない。
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