お金が入るとすぐ使う人の「脳の誤作動」

box with brain title on head of unrecognizable woman 資産運用
Photo by SHVETS production on Pexels.com

「臨時収入が入ると、なぜかすぐ使いたくなる」
「給料日直後は財布の紐がゆるむ」
──これ、あなただけじゃない。人間の“脳のバグ”に近い自然反応なんだ。

この現象を脳科学では「メンタルアカウンティング(心の会計)」と呼ぶ。
脳は“同じ1万円”でも、「どこから入ったか」「どう感じてるか」で価値の感じ方が変わる。

給料として稼いだ1万円は「慎重に使う」。
でも、ボーナスや臨時収入、キャッシュバックで得た1万円は「遊びで使っていい」と判断する。
この“お金の感情的なラベリング”が、収入の使い方を狂わせる元凶だ。

これが加速すると、「入ったら即使う脳」が完成する。
そしてこの習慣が根づくと、金が入るたびに使う。増えれば増えるほど使う。
結果、稼いでるのに金が貯まらない人間が出来上がる。

もっと言えば、これは“脳が報酬を欲しがる”状態だ。
脳は「報酬予測」が大好きで、「入ってくる→使える→気持ちいい」という快楽回路を学習する。
この“ご褒美ループ”が強化されると、お金は「未来を変える道具」ではなく「今日を気持ちよくする麻薬」に変わる。

一番怖いのは、これが“無意識に”起きていることだ。
本人は「今月ちょっと使いすぎたな」「たまたまタイミング悪かった」と言うが、
実際は、脳の反応に操られて同じ行動を毎月繰り返している。

しかもこれは、収入が増えれば増えるほど悪化する。
「自分は稼げてるから大丈夫」という安心感が、ブレーキを壊す
貯金があっても、クレジットの枠が増えても、使う。
ボーナスが入れば、旅行・高級品・最新ガジェット──脳が気持ちいいことを勝手に選ぶ。
それが、「稼げてるのに、なぜか残らない」最大の理由だ。

だから必要なのは、“脳の誤作動”を先回りして潰す仕組みだ。

・収入が入ったら、まず自動で3割は別口座へ飛ばす
・「臨時収入=全額運用」という自分ルールを設ける
・財布やアカウントから“物理的に見えない場所”へ金を逃がす
・快楽欲求は「使うこと」ではなく「増えること」にすり替える

このように、“お金を使わせない構造”を設計しない限り、人は金を守れない。

あなたの意志力なんて、脳の快楽回路に勝てるほど強くない。
だからこそ、環境を先に作る。自動化して守る。
「金が入った瞬間、使う」がデフォルトになっている脳を、
「金が入った瞬間、資産化される」に変えていくこと。

これが、金を“残す人間”になるための最初のハックだ。

某大手企業勤務。年収1000万、管理職。
積立投資で資産を複利で膨らませるのが趣味。
筋トレ、サウナ、ゴルフ、海外旅行が生き甲斐。

「金も時間も自分でデザインする」をモットーに、
凡人マインドをぶった斬るコンテンツを発信中。

仕事では上に上がり、余剰資金は投資に回し、
休日は高級ホテルでチルアウト。

自己啓発より、行動と資本主義の仕組みを信じる。
「言い訳しない」「積むだけ」を徹底する人間です。

【得意なテーマ】
・投資の複利設計
・自己管理(筋トレ・食事・睡眠)
・マネジメント
・副業と発信の仕組み化
・凡人から抜ける思考
・資本主義で勝つ戦略

【読者へのメッセージ】
「無理しないでいいよ」なんて言葉は一切置いてません。
行動するか、黙って凡人でいるか。
選ぶのはお前だ。

藤堂隼人をフォローする
資産運用
藤堂隼人をフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました