お前ら、出世するたびに「もっと頑張らなきゃ」って思ってないか?
責任が増える。
目立つポジションになる。
周りの期待も高くなる。
だから「今まで以上に自分が動かないといけない」って気合いを入れ直す。
──それ、全部間違いだ。
俺はいま課長職で部下は100人くらいいる。
よく最悪のどん底からこの年でここまできたもんだ。
だけどな、出世するたびに自分の力で全てを回そうとすると、最終的に潰れる。
責任の重さも、扱う数字も、人間関係の複雑さも、全部一人で背負い込んだら続くわけがない。
俺も係長の頃とか、出世の初期はよく陥りがちな罠だった。
いいか?
ポジションが上がるってことは、使えるリソースが増えるってことだ。
部下のリソース
会社の信用
決裁権
時間の裁量
これをフルに活用しろ。
出世は「自分が頑張る量を増やすため」にするんじゃない。
「自分が頑張らずに済む仕組みを手に入れるため」にするんだ。
ここを理解してない奴は一生疲弊する。
権力がついたなら、その権力を冷静に使え。
人を動かし、仕組みを整え、自分は時間を生み出すポジションに立て。
浮いた時間をどうするかが勝負だ。
人生を楽しむ。
新しい種をまく。
さらに豊かになる。
これが出世の正しい使い方だ。
いつまでも現場感覚で「俺が全部やるんだ」なんて思うな。
それはただの自己満足。
器が広がってるのに、自分だけが忙殺されるとか、何のために出世したんだ?
最後に言う。
出世するたびに自分が頑張るな。
使えるものは全部使え。
すると、どんどん楽になる。
どんどん成果が出る。
自己啓発をしても改善できるのは自分だけ。
そんなに成果は変わらない。
せいぜいが1.3倍とかそのくらいだろう。
でも、チームを作って、そのチームの力を使えば使える時間は人数×24時間。
労働力も人数分までスケールできる。
使える予算も増える。
桁違いの世界を見ることができる。
出世のメリットを理解していない連中が多い今がチャンスだ。
そして、空いた時間で人生を楽しめ。
そして余剰でさらに仕組みをつめ。
それが真の勝ち組の戦い方だ。
      
      
      
      
  
  
  
  

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