お前ら、投資の話になるとすぐにこう言うだろ。
「インデックス投資が最適解です」
「市場平均を狙うのが負けない戦略です」
「敗者のゲームを読んだことあります」
──なら聞くぞ。
なんで現実のインデックス投資である会社員をそんなに早く捨てようとする?
インデックス投資ってのは、負けないための戦略だ。
平均を取る
長期で複利を効かせる
一発逆転を狙わない
「市場を出し抜くのは無理だ」と認めることで、着実に勝つ方法だ。
でもお前らは現実では全く逆のことをする。
「会社員なんてやってられない」
「もっと自由になりたい」
「独立して大きく稼ぎたい」
それ自体は別に否定しない。
でも言ってることとやってることが噛み合ってないのは分かってるか?
会社員はインデックス投資と同じだ。
市場(企業の仕組み)に乗る
安定的に収入が入る
仕組みに身を委ねることでリスクを下げる
まさに「市場平均を積む負けない戦略」だ。
その現実のインデックスを「退屈だから」「つまらないから」という感情で手放す。
なのに金融投資では「インデックス最強です」とか言ってる。
──その矛盾に気づけ。
敗者のゲームの中でこういうたとえがある。
プロのテニスプレイヤーは強力なショットでポイントを「取る」。
アマチュアはミスによってポイントを「失う」。
だから、アマチュアの試合は欲張らずに、ミスしないように戦えば、
相手は勝手に自滅するので、勝つことができる。
お前、投資のプロなの?
お前、仕事のプロなの?
お前、人生のプロなの?
違うだろ?
じゃあ負けないように戦えって。
お前ごときが勝とうとしてもろくなことにならない。
これは投資だけではなく人生においてもそうだ。
もし本当に「リスクを抑えて複利で資産を積む」ことを一貫して選ぶなら、会社員という立場を維持するのも十分合理的な戦略だ。
そして会社員として稼いだ資金を市場に投資し、複利を最大化する。
それが敗者のゲームの考え方だ。
もちろん独立して攻める道もある。
でもその場合はちゃんと認めろ。
「俺は平均を取るのではなく、上振れを狙いに行く」と。
「市場平均を超えるために、全部自己責任で勝負する」と。
中途半端に「インデックスが正解」と言いながら、現実では真逆の行動を取るからブレる。
最後に言う。
会社員は現実のインデックス投資だ。
それをやめるなら、勝とうとする覚悟を決めろ。
逆に、安定を求めるなら、そこで淡々と積め。
どちらを選んでもいい。
ただし、矛盾だけはするな。
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